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文化財関係団体 文化財関係団体

高島市内には、これまで知られていなかった貴重な地域の文化遺産や、担い手の高齢化で継承が難しくなっている伝統技術や伝統芸能があります。
それらを活かそうと活動する団体をご紹介します。

高島市文化財保存活用地域協議会

市内に存在する数多くの魅力的な文化財を守り活かしていくために、文化財活用団体、文化財所有者、行政等が集まり、2022年(令和4年)4月に発足。
文化財の保存および活用にかかわる情報交換や連携を図りながら「高島市文化財保存活用地域計画」の実現に取り組むとともに、各構成団体が活動対象とする文化財を、より適切に保存、活用、発信していくことを目指しています。

安曇川古文書クラブ

市文化財課の委託を受けた古文書の整理、概要カードの作成と解読を行っています。
近江聖人中江藤樹記念館にて、毎月第2・4金曜日9時~12時に開催。(日程を変更する場合があります)
現在、メンバーは14名で、年2~3回の市内文化財の見学研修旅行も実施しています。

安曇川流域文化遺産活用推進協議会 

琵琶湖へ直接流れ込む一級河川117河川のうち、安曇川は流入量が最も多く、全体の27.9%に及び、これは源流域にあたる山間部が豪雪地帯であるからです。
近江(滋賀県)には古くから都の造営や寺院の建立のための用材を伐り出す山林としての「杣山(そまやま)」があり、木材の伐採・製材を行なった山作所が「甲賀・田上・高嶋」にありました。高嶋杣からは安曇川の流れを使って、奈良の東大寺造営の際にも材木を運んだとの記録があります。流域の人々は危険な仕事であった筏流しをまもる神様・シコブチさんを祀って信仰しました。
これらの筏流しの歴史やシコブチ信仰、林業の産業遺構などの紹介、地域の暮らしを巡るツアーの実施や動画による情報発信を行っています。

今津町古文書研究会

1985年(昭和60年)に発足し、現在10名の会員にて活動中です。
高島市今津町に関する古文書の読み合わせを行い、解読文をワープロにて仕上げて高島市に提出しています。
古文書読み合わせの休憩時間では、関連歴史・文化などについて会員間で情報共有したり、年に1回程度、親睦を兼ねた研修旅行を行っています。

ヴォーリズ今津郵便局の会

高島市今津町今津には、今津ヴォーリズ資料館、今津教会、旧今津郵便局という大正末から昭和初期に建てられた3棟のヴォーリズ建築(いずれも国登録文化財)が連続して建ち並ぶ通りがあり、そこはヴォーリズ通りと名付けられています。
アメリカ人の建築家 ウィリアム・メレル・ヴォーリズと今津の地との関わりを伝えるとともに、高島市の近代化の歴史を示す建造物として地域住民に親しまれています。

ヴォーリズ今津郵便局の会は、2013年(平成25年)12月、高島市今津町に残る旧今津郵便局を再生・活用し、今津のヴォーリズ通りを元気にしていきたいとの思いを持つ人々が集まり発足しました。自分たちの手でできることを、会員同士で知恵を出し合いながら少しずつ取り組んでいます。

大溝の水辺景観まちづくり協議会

「大溝の水辺景観」として高島市で3番目の重要文化的景観に選定されたことをキッカケに、地域の活性化を目的に協議会を設立しました。
大溝藩の遺構である「総門」を拠点に関係(観光)案内所を開設するとともに、「大溝の水辺ガイド」と連携し まち歩き歴史ツアーを企画しています。

海津・西浜・知内地域文化的景観まちづくり協議会

重要文化的景観を活かした地域の活性化を目指して2008年(平成20年)7月に発足しました。
選定地域住民が主体となり、地域の魅力発信や見学ルートの整備等の事業を、行政および関係団体との連携により実施しています。

郷土史研究サークル

日ごろから朽木地域の歴史に親しむメンバーで、『朽木村史』編さん時に収集された資料の整理、公開、継承を目的とした活動を進めています。
また必要に応じて、朽木地域の歴史への理解をより深めるための現地踏査等も実施しています。

朽木の知恵と技発見プロジェクト

高島市朽木(くつき)は豊かな自然に囲まれた山村地域です。古くより、時の都であった奈良や京都と若狭湾を結ぶ道の経由地であり、山の恵みを生かし、古くから人々が生活していました。
この地域に伝わる、生活の知恵と技、山や川への祈りから行われる年中行事、息づく芸能。世の中の生活が変わり、それらに触れる機会も少なくなりました。
当団体では古屋六斎念仏踊りの継承事業、植物の繊維から糸や布を作る技術の継承・習得事業を行っています。

古屋六斎念仏踊り

朽木古屋(ふるや)に伝わる、古屋六斎念仏踊りは毎年8月14日に行われてきました。太鼓を用いた振りと、鉦・笛・念仏が伝えられており、若狭・京都双方の念仏踊りとの関連があると考えられています。六斎念仏そのものは、室町時代の発祥と伝えられますが、古屋での始まりは明確でありません。ただ、古屋に残る六斎太鼓には江戸時代の年紀を持つものがあり、少なくとも江戸時代後期には、この地で行なわれていたことが分かっています。

10数年前までは踊り手と演奏者が集落内の各家を回り、家の庭先で月明かりのもと一晩中踊り続けたといいます。近年は、8月14日の晩に集落にある玉泉寺へ集まり奉納されていました。
2013年より演奏者や踊り手がそろわず奉納されない年が続きましたが、2016年夏に都市部アーティストが保存会から踊りを習い、奉納が再開されました。その後、古屋にルーツを持つ若者も参加し奉納が続けていましたが、新型コロナウイルス感染症の影響で2020年・2021年と奉納は休止。この状況下でも出来ることを考え、オンライン稽古を実施した所、全国の古屋六斎念仏に関心を持つ方々に出会うことが出来ました。

継承プロジェクトでの奉納のようす(動画)

2016年8月14日に奉納された古屋六斎念仏踊りの映像です。
2013年より奉納が休止されていた、六斎念仏踊り。都市部から訪れたアーティストたちが、保存会のみなさんから、踊りを習い、4年ぶりの奉納が行われた、継承プロジェクト1年目

2017年8月14日に奉納された古屋六斎念仏踊りの映像です。
2016年に引き続きアーティストたちが訪れ、さらに古屋にルーツを持つ若者たちも踊りを習って奉納に加わった、継承プロジェクト2年目

植物繊維での糸づくり、布づくり

かつて四季の暮らしとともにあった糸づくり、布づくりを学びながら、毎年わずかでも手を動かして作ることを実践し、関心のある方に伝える活動をしています。
夏にカラムシという植物から繊維を取り出すオコキ(オヒキ)という作業を行い、少しずつ繊維を糸にする作業であるオウミを学んでいます。

湖西夢ふるさとワイワイ俱楽部

あるもの探しで、髙島市の自然・歴史・生活文化を五感で楽しみましょう!という理念の元、環境保全活動と地域活性化を両輪に活動。
活動内容は、登山道・竹林の整備、登山・歴史ハイキング・スノーシュー、新竹取物語、食育などを展開しています。

2011 年 4 月 1 日  “水のめぐみ“と触れ合う水の里の旅コンテスト 2011優秀賞(主催 国土交通省)
2013 年 3 月 21日  第8回エコツーリズム大賞 特別賞受賞 (主催 環境省・日本エコツーリズム協会)
2015 年 3 月 8 日  日本自然保護大賞受賞(地域活力部門) 主催 公益社団法人 日本自然保護協会
2016 年 3 月 10日  第11回エコツーリズム大賞 優秀賞 (主催 環境省・日本エコツーリズム協会)
2017 年 1 月 21日  “水のめぐみ“と触れ合う水の里の旅コンテスト 2016 特別賞「観光庁観光資源課長賞」
                                     (主催 国土交通省)  ほか

古文書から朽木を知る会

2012年(平成24年)6月から活動を始め、現在のメンバーは5名です。
朽木公民館にて朽木にちなんだ文書を中心に読んでいます。
いろいろと話し合いながら朽木の謎に迫っています。

慈恩寺保存会

信長の兵火など種々の伝説と、平安期の「薬師如来座像」をはじめ多数の文化財が残る日爪区の慈恩寺。
禅区民を会員として「慈恩寺保存会」を組織し『地域文化財の保存・活用の新しいスタイル』を模索しています!

清水山城楽クラブ

清水山城は戦国時代のお城を見るうえで大切な遺跡として、清水山城遺跡、清水山遺跡(清水寺・屋敷地)、本堂谷遺跡(大宝寺・屋敷地)の範囲が、清水山城館跡(しみずやまじょうかんあと)として2004年(平成16年)2月27日に国史跡に指定されました。

国史跡『清水山城館跡』を未来に適切に継承するため、その価値をお互いに学び合いながら、里山にある清水山城の保全と活用を目的に2009年(平成21年)5月から活動している市民グループです。

『Cool Japan Award 2019 【一般部門】インバウンドカテゴリー』を受賞しました。
詳細はFACEBOOKにて「清水山城楽クラブ」で発信中です! また随時メンバー募集中です!!

高島古民家保存と活用の会

高島市内に残る地域の古民家の価値を再認識して維持保存・継承し、建物・内部資料を調査保存していきます。また、活用することで過疎化が進む地域コミュニティーの活性化を目的としています。

【構成古民家】
旧栗田家住宅(おっきん椋川交流館・登録有形・高島市今津町椋川)

明治12年(1879)に建築された木造草葺平屋建の農家住宅です。平成20年(2008)に高島市へ寄贈され、改修整備後、翌年春に都市住民との交流の拠点施設として生まれ変わりました。

【構成古民家】
旧大村家住宅(白谷荘歴史民俗博物館・登録有形・高島市マキノ町白谷)

庄屋を務めた家の母屋で、江戸時代には寺子屋として、また明治期より戸長役場(こちょうやくば)や寺子屋、尋常小学校、彦根地方観測所分館にも利用されて村の中心的な役割を担ってきました。
大浦型(おおうらがた)と呼ばれる木造茅葺き民家で、入母屋(いりもや)屋根の平入り(ひらいり)とし、玄関が建物のほぼ中央に造られていることが最大の特徴で、平面形式は「六っ住い」とも呼ばれます。
昭和50年(1975)からは民俗資料館として公開されており、内部の資料に古文書・教科書・民具があります。これらからは当時の白谷村や地域の様子が伝わってきます。

高島の盆踊り歌保存会

高島市内に伝わる盆踊り歌である高島音頭は、地域ごとに音頭や調子、踊り方に違いがあり、現在は6種類の踊り歌が伝承されています。江戸時代の踊り唄本等が確認されている地域もあり、古くから盆行事として続けられてきたと考えられています。
現在、いずれの地域でも継承者の高齢化が進み、次世代への継承は危機的状態で、特に針畑音頭は覚えている人が数人いらっしゃるだけという状況です。
新型コロナウイルス感染症の影響で令和2年(2020)にはオンライン盆踊りを開催、Youtubeでもその様子がご覧いただけます。残念ながら令和3年(2021)は開催が見送られましたが、現在、踊り手がいない「椋川音頭」についてオリジナルを大切にしながら復興しようと、音頭を未来へつなぐため地域の皆さんとともに取り組みを進めています。

高島の歴史を考える会

われわれの会の目的は、「高島の歴史」を探究し、それを「地方から発信し、地域を活性化すること」です。
そのために、『研究集録太加之萬(たかしま)』を年に1回刊行しています。
会員は現在5名、会員以外の方にも寄稿頂き、第3号まで刊行しました。

下記、市内書店にて販売中です。 

高島万葉の会

2003年、万葉研究家 藤井五郎先生の下、高島万葉の会を設立。
五周年・十周年記念にそれぞれ市の支援を受けて、万葉歌碑の建立と観光パンフレット発行。
藤井五郎先生の後、西村直彦、駒井清行各先生により年10回、万葉集や大和物語等を学んでいます。
(現会員18名)

公益財団法人 藤樹書院

藤樹書院は、慶安元年(1648年)「近江聖人」と呼ばれ、また、「日本陽明学の祖」といわれる中江藤樹の在世中に落成を見た門人たちの学舎であり、大正13年(1916年)3月8日付で国の史跡に指定されています。...(続きを読む)

明治13年(1880年)大火事によって焼失しました。
大火事の最初院内の宝物はすべて運び出され、現在では、近くの藤樹記念館に保管収蔵されています。

書院の建物は2年後の明治15年(1882年)に再建され現在に至っています。
敷地内には、藤樹ゆかりの藤の木や三尺の泉などと称される地下水が湧き出てきます。
書院内部には、中江藤樹と親族が儒式に則ってまつられており、見学や全体についても解説を受けることができます。
座敷で、中江藤樹の教えの空気を感じていただければと思います。
また、書院近くに、藤樹、常省(藤樹の三男)、藤樹の母の墓所があります。

当財団は、近江聖人中江藤樹の遺徳を千歳に崇うし、民徳の磨励文教の興隆に資することを目的として、大正11年に設立。
①藤樹書院跡の保存
②藤樹先生の祭典の執行
③藤樹先生顕彰品の頒布
④藤樹書院訪問の方々への説明・案内 (年中無休)
などの諸事業を行っています。


◆良知館
藤樹書院を訪れる方のための無料案内休憩施設で、各行事等の写真パネルや映像を観ることができます。
また、関係図書等を販売するコーナーもあり、茶の接待もしています。
駐車スペースは普通自動車数台分があります。

◆近江聖人中江藤樹記念館
中江藤樹(1608-1648)の遺品を展示する記念館で、館内は2展示室・講義室・図書館・収蔵庫に分かれています。
第1展示室は安曇川の歴史と文化に関する資料が、第2展示室に近江聖人中江藤樹に関する資料や遺品が展示されています。

針江・霜降の水辺景観まちづくり協議会

重要文化的景観「高島市 針江・霜降の水辺景観」を守る、伝える、活かす活動を推進。
豊富な湧水で知られる「カバタ」や河川の調査・保全・整備事業、「水辺遊歩道」「水辺あかり」など親水事業を進めています。

マキノ自然観察倶楽部

マキノ地域の豊かな自然や歴史、くらしを将来に引き継ぐため、山、里山、川、琵琶湖などのフィールドを活かし、体験プログラムを通じてその魅力を伝える活動、保全活動、情報提供などを行っています。

「赤坂山自然ガイドブック」の編集に参加されたメンバーを中心に、結成。
年間を通して、赤坂山自然観察、星空観察会、水鳥観察会、メダカの池づくり、身近な自然調査など多岐にわたるイベントを行っています。
マキノの自然の豊かさに共感する人であれば、どなたでもご参加いただけます。

 電話:090-6664-8574
 FAX:0740-27-1385
 E-mail:ryochi-t@leto.eonet.ne.jp

◆高島トレイルの公式ガイドブックが出ました。
  マキノエリアは高島トレイルのスタート、国境のスノーパークのスキー場のある愛発越えから...(続きを読む)

乗鞍岳を経由して黒河峠まで、黒河峠から赤坂山を経由してマキノ高原へ下りる粟柄峠まで、粟柄峠からオモテを通って寒風まで、寒風から大谷山、白石平を通って今津との境になる抜土まで、4つのコースを紹介しています。
花図鑑では、高島トレイルで見られる花を紹介しました。どのコースを読んでも、コースを歩いているかのように読んでいただけるかと思います。興味のある方は是非お読みください。

 販売店
  道の駅藤樹の里あどがわ
  道の駅くつき新本陣
  道の駅マキノ追坂峠
  マキノ高原
  マキノ物産会館
  グリーンパーク想い出の森
  マキノツーリズムオフィス(JRマキノ駅観光案内所)
  たかしま・まるごと百貨店(高島市観光物産プラザ内)
  水の郷マキノオンラインショップ(インターネット販売)
  NPO法人高島トレイルクラブ(郵送販売)